本日の4冊目 『さよならピアノソナタ 1』 [コミック]
2年前に突然音楽界から姿を消した天才少女ピアニストと、音楽は聴く一方で自ら演奏することにはやる気を見せることのなかった少年が出会い、ぶつかり合いながらも、音楽を通して何かを見つけていく物語。
杉井 光さんの同名ラノベのコミカライズ作品、赤坂アカさんの 『さよならピアノソナタ 1』 です。
先日、長らく部屋を占領していた数百冊のラノベを処分しました。
それというのも、ここのところピタリとラノベを読まなくなったからです。
特に何がきっかけということもないのですけれど、ここ数ヶ月、1冊も読んでいませんし、買ってもいません。
なので、これからもきっと読まないだろうと、思い切って売ってしまったのです。
ただ三つの作品を除いて。
その、手元に残した、どうしても手放す気持ちになれなかった作品の一つが、杉井 光さんの 『さよならピアノソナタ』 です。
この作品には心底惚れ込んでいます。
どれだけ心酔しているのかは、過去記事をご覧いただくとして(^^; 、最近その作品のコミカライズ作品が発売されたのですから、もう読まない訳には行きませんよね。
はたして、ナオや真冬たちがどんな音を響かせてくれるのか、とても楽しみにしていました。
で、読んでみての感想はというと・・・。
う〜ん、微妙?
誤解のないようにしておきたいのは、決して面白くなかったという訳ではないということ。
むしろ、よくここまで描いてくれたものだと感心しているくらいです。
でもね、音が、聴こえてこないのですよ。
原作からは確かに響いてきた、音楽が、聴こえてこないのです。
ホント、実に惜しいです。
今巻では、原作の1巻の途中までしか描かれていません。
民族音楽研究部4人の音もまだ揃っていません。
4人が“フェケテリコ”として楽曲を奏でるのも、まだまだ先のお話です。
なので、せめて“フェケテリコ”が、彼らの音を響かせようとするその時には、ページを捲るたびに音楽が聴こえるようになっていると嬉しいですね。
いずれにしても、この作品が、先が楽しみなものなのは確かです。
はたして、赤坂さんがこの先の物語をどのように描いてくれるのか、次巻を楽しみに待ちたいと思います。
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